2024年4月11日

採血について

治験コンシェル

採血について

採血とは

採血とは、検査のために血液を採取する医療行為です。
病院での診察や健康診断の際に採血をした際に「針を刺されるのが怖い」「痛いのが苦手」「血を見るのが怖い」「いつも失敗されてしまう」などのネガティブなイメージを感じたことがあると思います。
しかし、治験に参加する場合、ほとんどの試験では採血が必須となってしまいます。
そこで、できるだけ採血に対する恐怖心を取り除き、緊張を和らげるために採血に対する心構えや対策、また採血に対しての疑問点や注意点についてまとめました。

採血の前に

まずできるだけ緊張を取り除くことが重要です。
気持ちを落ち着かせるために深呼吸をし、採血中は採血部位・針先を見ない、スタッフとの楽しい会話で気を紛らわせましょう。
特に寒い冬場になると血管がでにくくなるため、事前にカイロなどで温めておいたり、血管が見えづらい人は、採血した部位を覚えておくことで次回スムーズに採血を行えるので確認しておきましよう。

もし、以前に採血で気分が悪くなった経験がある場合は、無理をせず採血のない試験への参加をお勧めいたします。

採血の時に

採血中に「手の指先までの痛みやしびれを感じた時」「採血中も我慢できないほどの強い痛みを感じた時」「気が遠くなる感じや冷や汗を感じた時」は我慢せずにすぐに申し出てください。また採血中の注意点として、「採血中にグーパーを繰りかえす」「強く力をこめる」ことは検査データに影響を及ぼす可能性があるためしないでください。
採血が終わるまで手は軽く握っているだけで大丈夫です。
貧血など体への負担について不安に思われるかもしれませんが、実際に採血している量は多い人でも20mL以下です。献血での採血量は一般的に400mLとされているので、献血の1/20以下、料理に例えると大さじ1杯強の量です。
体への影響はありませんのでご安心ください。

採血の後に

採血の数時間後、採血部分が青あざになっていたなどの経験をされた方がいるかもしれません。それは、採血部位を最低5分間はしっかり押さえて、完全に血が止まっていることを確認していただくと防ぐことができます。
血液を固まりにくくするお薬を飲まれている場合はさらに長く押さえる必要があります。
採血部位は絶対に揉まないで下さい。

採血について不明な点、不安な点がある場合は、その場にいるスタッフの方へお申し出ください!

新しい薬を誕生させるために行われる「治験」についての説明は公的機関の情報もご確認ください。 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/fukyu.html

執筆者

治験コンシェル
治験バンクコラムの企画・執筆・編集をしています。マーケティング、SEO対策、デザインに強みを持ったメンバーが、最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。