2024年4月05日

乾燥肌について

治験コンシェル

乾燥肌について

乾燥肌とは

乾燥肌とは、皮膚の角層が適切な水分や油分を保持できず、乾燥している状態をいいます。
医学的には皮脂欠乏症や乾皮症と呼ばれています。

その原因は?

通常、肌は皮脂や水分を保持して健康な状態を保ちますが、空気の乾燥、寒冷、摩擦による刺激、紫外線の影響、洗いすぎによる油分低下、栄養不足、加齢など様々な外部要因、内部要因により引き起こします。
乾燥肌の特徴は、粉吹き、かさつき、赤み、かゆみなどが症状として現れます。
加齢による乾燥肌については、年齢を重ねるにつれ肌バリアの機能が低下することが原因です。
そもそも肌には乾燥や外部刺激から守るバリア機能が備わっており、乾燥から守り潤いを保つことができます。
しかし年齢を重ねると、バリア機能に必要な皮脂などの分泌が減り、水分の蒸発や乾燥を防ぐ「皮脂膜」や肌の水分を保つ「角質細胞間脂質」、そして肌の潤いを保つ一番重要な角質細胞間内にあるNMF(天然保湿因子)この3つのバランスが壊れてしまい乾燥肌の原因を招いてしまいます。
肌の悩みは女性に多く聞かれ、男性の肌はあまり乾燥しないというイメージを持っている方もいらっしゃるとおもいますが、男性の方が女性よりも水分量が低い傾向で乾燥しやすいです。
男性は女性に比べ皮脂の分泌が2倍~3倍多いのですが、肌内部は乾燥によるダメージを受けていることもよくあります。これを乾燥性脂性肌(インナードライ)と言います。
また乾燥肌は生活習慣の乱れにも大きく影響します。
過度なダイエット、暴飲暴食、睡眠不足、ストレスの蓄積、喫煙などがあげられます。
これらは体内のホルモンバランスが崩れ、肌の修復を妨げる原因です。
しっかりと睡眠時間を確保し、適度な運動、バランスの取れた食生活が大事です。

乾燥肌の予防や改善方法は?

乾燥肌になってしまうとなかなか元通りの健康な肌にするというのは難しいかもしれません。乾燥肌に悩んでいる多くの方が日々試行錯誤しながら乾燥と戦っているのではないでしょうか。
乾燥肌の改善や乾燥を防ぐにはいくつかのポイントありますので参考にしてください。
まずは先ほどあげた、生活習慣の改善です。 わかっていてもなかなか改善できないという人が多いかもしれません。方法としては一度頭の中を整理して1日の生活パターンや時間を書き出してみてはどうでしょうか。
スマホ時間、間食など時間の使い方を見直して睡眠時間やストレス解消の時間にできるかもしれません。
次にバランスの良い食生活です。
バランスの良い食生活とは炭水化物、タンパク質、ビタミンなど様々な栄養素を摂取することです。主食、主菜、副菜、汁物・・・というのは理想の食事かもしれませんが、毎日取るというのはなかなかハードルが高いです。
ストレスにならないように、まずは1日の食事中で簡単に始められることから行いましょう。
サプリメントで足りない栄養を補給。いつも炭水化物ばかりという方は1日3食の内1食は野菜とタンパク質を多くとる。など少しずつ食事の改善を行ってみてはいかがでしょうか。
そして乾燥肌に悩んでいる多くの方が一番心掛けている保湿だと思います。
体の場所や成分などによってさまざまなタイプの保湿剤がありますが、一番大事なことはケチらずたっぷりとつけることです。薄く広げてもすぐに乾燥や衣服に移ることで剥がれてしまいます。つけるときは擦らず、塗布するイメージでたっぷりとつけるといいでしょう。
水分補給も欠かせません。成人の身体は体重の約60〜65%が水分でできているといわれています。
体内の水分は排泄だけでなく肌や呼吸からも失われるため、1日に2リットル~2.5リットルの水分補給が必要と言われています。
他にも紫外線予防、肌に優しい下着や衣服の素材選び、部屋の湿度調整などがあります。
まずは出来る事から、徐々に始めてみてはいかがでしょうか。
新しい薬を誕生させるために行われる「治験」についての説明は公的機関の情報もご確認ください。 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/fukyu.html

執筆者

治験コンシェル
治験バンクコラムの企画・執筆・編集をしています。マーケティング、SEO対策、デザインに強みを持ったメンバーが、最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。