2024年4月03日

うがいの重要性について

治験コンシェル

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うがいの重要性について

新型コロナウイルス(COVID-19)が流行し、これまで以上にうがい手洗いをして生活している方も多いと思います。うがい、手洗いは感染予防に効果的であるため、今回は、うがいの重要性について話をしていきたいと思います。

うがいの効果

化学療法治療を行うと副作用が出現する可能性が高くなってしまいます。
化学療法治療の副作用にはさまざまなものがあり、薬品によっても副作用が異なりますが、ごく一般的に起こりやすいのが口内炎、味覚障害です。

口内炎

口の中に薬成分が出てくるため、その時に口の中に汚れや、傷があったり、口の中が乾燥していたりすると口内炎ができやすくなります。口内炎ができてしまうと、食べたり飲んだり、話したりするときに痛みを感じてしまいます。さらに悪化すると、しみて、ごはんや水分が取りにくくなり、体力が落ちてしまう可能性もあります。
そのため、化学療法治療を始める前に歯科受診をすることをおすすめします。歯のクリーニングや治療が必要かどうか、大丈夫かの確認が必要になります。歯のクリーニングがしてあると口内炎の出現率が低く、口内炎の副作用はうがいをすることにより軽減することができます。
うがいは、化学療法治療開始前や、治療中だけでなく、治療終了後も継続が必要です。起床時、食前、食後、内服前、外出後、寝る前など頻回にブクブクうがいをしていくことが重要になります。うがい薬でのうがいもありますが、症状がない場合は、水がおすすめです。
さらに歯みがきをし、舌もきれいにしましょう。入れ歯があれば、入れ歯を洗い、就寝時、洗浄液に浸すようにしましょう。口の中を清潔にすることが治療をうまく継続していくポイントとなります。

味覚障害

味覚障害も副作用として起こりやすいですが、味覚障害もうがいをすることで症状を軽くすることができます。
舌には味を感じるための部分があり、これを味(み)蕾(らい)といいます。そのため、舌が汚れていたり、乾燥していたりすると、食べても味を感じにくくなったり、塩味、しょうゆ味が苦く感じたり、逆に甘すぎると感じてしまうという味覚障害を引き起こすこととなります。
うがいをよく行い口の中をきれいにすることで、口の中がうるおい、味覚障害を軽減させることに繋がります。味がわからないと食欲もさがってしまいます。食事は生活の中で重要な時間です。うがいは少しでも味が分かり、少しでも治療期間を楽しい時間にするためにも必要です。
化学療法治療を行うと7日から14日の内に血液の中にある白血球、赤血球、血小板という重要な役割をしている血球が少なくなってしまいます。特に白血球は菌をやっつける重要な働きをしています。その白血球が少なくなると、細菌に感染しやすくなってしまいます。手洗い、うがいをして、体の中に菌を入れないようにすることが重要になります。

うがいをすると、副作用は最小限に抑えることができます!ぜひ、うがいをして菌を少なくして、生活をしましょう。
新しい薬を誕生させるために行われる「治験」についての説明は公的機関の情報もご確認ください。 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/fukyu.html

執筆者

治験コンシェル
治験バンクコラムの企画・執筆・編集をしています。マーケティング、SEO対策、デザインに強みを持ったメンバーが、最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。