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  • 豆知識

2021/03/17

爪白癬(爪水虫)の治療と治験バイト

爪白癬(爪水虫)、診断のきっかけは?

白癬(はくせん)は、白癬菌というカビによって発症する「感染症」です。足にできる「足白癬」は、俗称「水虫」と呼ばれており、爪白癬というのは爪の水虫のことです。

爪白癬と診断されるきっかけは、ほとんどが足の爪の異変から。
「足の爪が白っぽく濁ってきた」、「分厚くなって、ボロボロ欠けやすくなった」、「爪が変形して足指に食い込み、痛い」など…
爪白癬は、カビの一種である白癬菌が足の皮フから爪(爪甲)の中に侵入して住みつくことで爪の下の角質が厚くなり、爪が濁って見えるようになり、次第に分厚くなっていくのが大きな特徴です。

爪白癬の患者は、ほとんどの症例ですでに水虫を患っていることが分かっており、「自分の足の白癬菌が爪に移り住んだ結果」という見解が定着しています。
爪白癬を治療せず放置しておくと、爪が菌の貯蔵庫となって水虫がいつまでも治らなかったり、自分のからだの別の部位に発症したり、さらには家族や周囲の人にまでうつしてしまう可能性があります。早めの治療が必要です。

高齢者に多いのはなぜ?

足白癬(水虫)、爪白癬は年齢が上がるに従って頻度が増え、特に爪白癬は60歳以上の高齢者の4割がかかっているという米国のデータがあります。日本での高齢者における割合は不明ですが、爪白癬の発症の課程を考えれば、相当数の患者がいることは容易に推測できます。

日本の医療機関が行った集計では、水虫の患者数は、20歳を過ぎると急増します。理由は、社会人になり靴を履く時間が増えるため。白癬菌が足に付着している時間が長くなるからだと考えられています。
さらに家族や同居人に水虫患者がいれば、年齢とともに感染の機会も増えて、水虫になる可能性も高くなります。そして長い間水虫の状態にあると、次は爪白癬を合併するようになります。

水虫は外用薬治療によって、あるいは冬期になると自然に軽快しますが、爪白癬は抗真菌薬の内服療法を受けないと治りません。しかし爪白癬の治療(内服療法)をきちんと受けている人は少ないため、爪白癬の頻度は年齢に比例して増加していくのです。困ったことにその爪白癬が、家庭内感染の恒常的な感染源となっているのが現状です。
日本の高齢化とともに爪白癬の高齢患者はさらに増加するでしょう。

爪白癬の診断と治療

診断

爪白癬の診断は肉眼だけでは分かりません。正しい診断をするためには爪の濁った部分を削りとり、顕微鏡で白癬菌の有無を調べます。顕微鏡で見てもはっきりしないときには、培養検査を行います。この検査で白癬菌が確認されると、爪白癬と診断されます。
爪が濁る原因は爪白癬以外にもあるため、白癬菌を検出することが重要なのです。

治療法

爪白癬の治療には抗真菌薬と呼ばれる内服薬(飲みぐすり)が使われます。爪は硬いため外側からくすりを塗っただけでは、爪の中にいる白癬菌にまで効果が行き渡りにくいためです。

現在使用されている抗真菌剤の代表はテルビナフィンとイトラコナゾールの2剤です。
テルビナフィンは1日1回(朝食後)、約6カ月間毎日飲み続けます。
イトラコナゾールは、通常より多い量のくすりを1週間内服し、その後3週間休薬するというパルス療法を3回繰り返します。
いずれも、80%以上の有効性が確認されています。

爪白癬(爪水虫)の治験バイト

白癬の新しいくすりが待たれている

現在の内服治療の主流は、テルビナフィンとイトラコナゾールの2剤です。テルビナフィンは他の薬剤との飲み合わせの問題が多く、イトラコナゾールは、まれにですが肝機能などの重篤な副作用をおこすことがあります。
また、最近、爪への浸透性が高い外用爪白癬治療薬(エフィナコナゾール、ルリコナゾール)が発売されましたが、その効果は治癒率30%程度で、内服治療の治癒率80%に及ばないとのことです。
このように、爪白癬の治療薬はまだまだ改良の余地が残されており、「新しいくすり」は今後も研究開発され続けるでしょう。

治験バイトという両得な方法

爪白癬は治りづらく、治癒に時間がかかる病気です。治療の進捗が思わしくない方、また、足白癬(水虫)が何度も再発する方におすすめしたいのが「治験モニター」です。
治験とは、新しいくすりを世に出すために、「人(治験モニター)によって」、「くすり候補」の効果や安全性、副作用などを検査する最終試験のこと。治験モニターになれば、新しいくすりや治療法が無償または一部負担で試せて、さらにかなり高額な謝礼金も支給されます。