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2021/03/02

高血圧症と治験

高血圧症と治験

国民の3人に1人が高血圧!!

最高血圧が140mmHg以上で、最小血圧が90mmHg以上の場合、高血圧と診断されます。
最新の統計によると、通院患者における病気の上位は、男性:高血圧症、糖尿病、歯の病気。女性:高血圧症、脂質異常症、眼の病気となっています(令和1年2019年 国民生活基礎調査より)。

男女ともにトップを占める高血圧症ですが、患者数(継続して治療を受けていると見られる数)は993万7,000人で、前回(2014年)調査から17 万1,000人減少。この10年間で男女ともに減少しています(厚生労働省2017年調査)。
主な理由は、高血圧治療薬の進歩と普及、食塩摂取量の低下、生活習慣・生活環境の変化(健康志向や運動の習慣)などがあげられます。

とはいえ実際は、通院や治療をしていない、ときには自覚症状のない隠れ高血圧症が多く、日本の高血圧症患者は、約4,300万人と推定されています。
なんと、日本人のおよそ3分の1が高血圧という状況です。

問題は、特別な症状がないこと

高血圧患者の33%(約4,300万人のうちの1,400万人)が、自分が高血圧であることに気づいていないと言われています。

高血圧症(高血圧性疾患)は、初診時に自覚症状のない患者さんが多いのが特徴です。自覚症状がないのになぜ受診したのか?最も多い理由は、「健康診断で医師に指摘されたから」。
というのも、高血圧症は、痛い、苦しい、動けない・・といった深刻な症状が出ないため、健康診断の数値を見て、初めて知る人が多いようです。

気づかずに長期間放置することで重症化し、ある日突然心臓発作や脳卒中を起こすなど、取り返しのつかない状態になっている・・・。高血圧症は、心臓発作を代表とする循環器疾患死亡リスクの高い危険な病気なのです。

どうすれば高血圧症が分かる?

人によっては、肩こりや頭痛、頭重感、めまい、動悸・息切れといった症状が出る場合もありますが、とくに気にすることなく過ごす間に、重症化しているのがこの病気のこわいところです。
高血圧の状態を放置していると、血管の壁に常に圧力がかかることで血管が硬くなる動脈硬化へと進行します。動脈硬化になると、心臓では狭心症や心筋梗塞、心不全など、脳では脳梗塞、脳出血などの脳血管障害(脳卒中)や認知症になりやすくなります。
病気を早く見つけるには、ふだんから血圧を測る習慣をつけること、毎年健診をうけることが重要です。

高血圧症の人こそ、治験モニターに

高血圧症は完治しにくく、くすり、食事療法、運動療法などを取り入れて気長につきあっていかなければならない病気です。さらには、高血圧が進行して糖尿病や脂質異常症などの合併症が出ることも多く、治療費の負担も増すばかり。
「長い間高血圧の治療を続けているが、なかなか効果が見えてこない」と不安や不満を抱えている方、治験モニターという方法を考えてみませんか?
治験(臨床試験)は、開発中のくすりの有効性や安全性を「人によって」確認する最終段階の試験です。

治験モニターになることで得られるメリット

  1. 効果の期待できる最新のくすりや、新しい治療方法が試せる
  2. 専門医による、より専門的な診察やアドバイスが受けられる
  3. 医療費の自己負担額が削減できる(治験参加による負担を軽くする目的で、負担軽減費が支払われる)

治験では、新しいくすりの安全性や有効性、使用方法などを試験するために、事前に普段の健康診断より、さらに詳細な検査を行います(通常の検査項目は20程度、治験では50項目に及ぶ)。また、医師は少しの疑念も残さないよう、日頃の体調についてていねいな診察・問診を行います。これらは全て新しいくすりの安全性について正確なデータを得るための措置であり、モニターは結果的に、自分の体についてさまざまな新情報を得られることになります。

治験モニターは、自分の病気の正確な状態を知ることができる、最新の治療薬が試せる、ときには隠れた病気を早期発見できる、さらには治療費の負担が軽くなるなど、非常にメリットのあるボランティア活動です。